2009-01-01から1年間の記事一覧

本格的に不登校になる前兆でもあるが、早期解決ができるチャンスでもある

そうなってしまってからでは、学校復帰や進学を目指すのは長期的な目標とせざるを得なくなります。できる限り深刻化する前に、しっかりとした対応策を用意し、行っていく必要があります。「さみだれ不登校」である状態であれば、普通の不登校生より断然早く…

文部省の定める「不登校児」から外れている恐れもあり、支援の対象外とみなされている場合も多い

彼らは、まったく学校へ通学しないというわけではなく、むしろ学校に来ている場合が多いこともあるため、文部省の「学校基本調査」で統計的に集計される「不登校児」としての括りには入っていない子どもの方が多いと思われます。また、不登校とはみなされに…

「さみだれ不登校」とは?

不登校にも色々と種類がありまして、その中の一つに「さみだれ不登校」と呼ばれるものがあります。一般的に思い描く不登校とはちょっと違って、習慣的に登校はしているものの、週1〜2度理由なく欠席する不登校生のことを指します。実は、不登校が深刻化す…

不登校が予想される子どもが出している4つのSOSサイン

不登校になる前兆は、気をつけていれば目に見えてわかります。今回は、特に顕著的に出る4つの兆候についてです。一体どういう状態が、不登校の前兆なのでしょうか? 理由なく欠席することがある 先日の記事、「さみだれ不登校」にある症状です。いきなり不…

アスペルガーの疑いがある子どもに対するシンプルな接し方

発達障害が疑われるケースは、一体どうやって対応すべき?今回は、まず代表的な例として「アスペルガー症候群」について書きたいと思いますが、一口にアスペルガーと言っても、それで子どもの性格が決定づけられるものではなく、置かれている環境の違いにも…

不登校経験者が語る、不登校から脱した3つの共通点

私たち東京家学のスタッフは、元不登校生や不登校予備軍だった者達で構成されています。おのおのが様々な経験をして乗り越えてきましたが、私たちが歩んできた道には3つの共通点がありました。 親の愛情、目指したい目標、そして尊敬できる人とのめぐり会い…

不登校から立ち直った子は、つまり何が変化したのか

不登校を経験した者は、一体どうやってそれから立ち直ったのか。学校に行きたくなった子どもが、何が変化したことによって復学、進学へと歩めたのでしょうか。彼らが不登校生から脱却したのは、ほとんどの場合「自身の思考」をコントロールできるようになっ…

【ニュースリリース】不登校支援の"意外"な切り口を実践!

不登校生が抱える、大きな二つの問題 私ども「東京家学(とうきょう やがく)」は、不登校に悩んでいる子どもや家族を助けたいという思いから、不登校の経験者、不登校になりかけていた学生有志が集まり、2008年8月に従来の不登校支援とは異なる、新しい不登…

夏目漱石から学ぶ「無気力」から脱出する具体的な方法

とても興味深い記事を見つけたので、ご紹介したいと思います。夏目漱石は「自分がない」空虚な状態からどう脱したのか?――「自己本位」の発見夏目漱石は、外から与えられる膨大な知識のために、自分が本当にしたいことについて見失っていました。彼は、どれ…

子どもとの正しい距離の取り方

その時の環境、感情、年齢などによって子どもとの接し方は変わってくるのは当然です。例えば、子どもがもう高校生なのに「ベロベロバぁー」なんてやらないですよね。赤ん坊なのに一人でおつかいに行かせるなどもまた同様です。そういう大まかなことは誰にで…

子どもを叱る上でのたった一つの約束事

子どもが悪いことをした時は叱るべきか、否かについて、今でもたまに議論されることがあります。この賛否について一概に言うのは難しいですが、ただ一つだけ、子どもに悪影響を及ぼす叱り方があると思います。もし子どもを叱ることを肯定的に捉えている方で…

子どもが過ごしやすい家庭環境を作るコツ 〜最短5分でできる3つのこと〜

「人間は環境の産物ではない。環境こそ人間の産物である」 ─── <ベンジャミン・ディズレーリ> 19世紀のイギリスの地で、ユダヤ人ということで非常に不利な環境に身を置きながらも、ヴィクトリア朝の元で保守党の首相となったベンジャミン・ディズレーリ…

子どもはなぜ「秘密」を隠したがるのか?

子どもは年齢を重ねるにつれて、自分の「秘密」を隠したがるようになります。不登校の原因などだけではなく、友達と交わしたようなちょっとした秘密まで。子どもが「秘密」を作ることに一体何の意味があるのでしょうか? 意外と気付かない子どものこと───「…

不登校生の統計データの影とは? 〜保健室登校、適応指導教室の存在について〜

不登校生の統計データは、 「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童・生徒が登校しない、 あるいはしたくともできない状況下で、30日以上欠席した者(ただし、「病気」や「経済的な理由」による者を除く。) を指していま…

私たち東京家学や、あるいは学校の関係者方、高校入試に詳しい人にアドバイスを求めてください。

地域によっては内申点の付け方が変わるので、お子様の現状と照らし合わせて判断してもらいましょう。もしかしたら、今からでも挽回できる可能性があるかもしれません。また高校によっては、欠席日数はまったく考慮されなかったり、不登校であっても受け入れ…

中学生の不登校事情 高校受験の内申点における問題

先日は高校生の不登校事情についてお書きしましたが、今回は、中学生の不登校事情について書いて行きたいと思います。 中学生の不登校において問題となってくるのは、やはり高校受験する上で付けられる内申点の存在です。今中学生のお子さんを抱えているご家…

高校生の特殊な不登校事情 4つの違い

大抵のメディアが不登校問題を取り上げる場合、小学生、中学生のみ取り上げている記事が多く、高校生の不登校についての不登校問題を取り上げることは比較的少ないです。(取り上げる場合、小・中学とは別個にして「高校の不登校」というテーマで扱っていたり…

途方に暮れる、大人になることを求められている子ども

以上の違いから、高校で不登校、留年や中退をせざるを得なかった子ども達が、 「将来」「進路」において重要な時期であるにも関わらず、フォローできる機関が少ないことについて、 私たちは危惧しております。小学生・中学生とは違うまた別の問題が彼らの重…

HPリニューアルのお知らせ

東京家学のHPをリニューアル致しました! メニューを閲覧しやすくし、体験談などのコンテンツを増やしました。 ぜひご覧になって下さい。 またこれより随時更新していきますので、よろしくお願い致します。 http://www.tokyo-yagaku.jp/

実は、子どもの無気力・無力感は「学習」によって培われる。

子どもにどうアプローチしても「やる気」になってくれない・・・先週は子どもにどうやって「やる気」を出させるかについて触れましたが、今回は、その逆について考察してみたいと思います。 こうしたい、ああしたいという自然な欲求が「何か」によって阻害さ…

子どもにやる気を出させるには? 〜”ノッポさんのお父さん”の教育法〜

歯磨きから勉強まで、子どもに「もっとこうして欲しいのに」と思うことは多々ありますよね。言い付けても子ともがなかなか動かない時には、叱りつけたり、「○○できたら、××をあげる」と物で釣ったりしていませんか? それらも方法の一つですが、教育心理学に…

【不登校問題】東京家学のスタディパートナーとメンタルフレンドの違

メンタルフレンドとは? 不登校のような子どもの心の支えとなる、お兄さんお姉さんのような存在・・・これがメンタルフレンドです。 精神面のケアにおいての理念は、東京家学のスタディパートナーほとんど同じです。 東京家学とスタディパートナーの違いは、…

「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」とは?

教育心理学の分野の中に、タイトルのような言葉があります。 一体何が違うのかというと「何によってやる気、意欲、動機が引き出されるか」で違いがあります。 外発的動機づけとは、他者から何らかの「報酬」を貰うことによって引き起こされる動機づけであり…

「社会」の最小単位である「家庭」での信頼関係を築く

前回でも触れましたが、 東京家学がご家庭にお届けするスタディパートナーとは、 子どもと打ち解けやすく、より深いレベルでの心の交流が図りやすい存在です。 そして東京家学、並びにスタディパートナーが子どもと目指すゴールは、 学校復帰や進学(場合によ…

大学生に不登校の子どもを任せることの意味とは

前回の記事で、現代の子ども達が今、とても十分に人間関係を育める環境にいないということ、 そして場合によっては、ご家庭が全力を注いで、辛抱強く何か月もかけてようやく回復できるような深刻な状態であることをわかって頂けたと思います。 でも、そうい…

現代を生きる子ども達の閉ざされた交流

前回は、保護者様からできることをお話しさせて頂きました。 しかしこのご時世、中々子どもと接する時間が無い方が多いのではないでしょうか? 現在、両親ともに共働きの家庭だったり、家族一緒に食事を取ることが稀である家庭は珍しくありません。 前回で示…

子どもが発達の過程で、親の愛情を感じ取れなかった場合

「今、子どもは愛情に満たされていますか?」 の続きになりますが、子どもが保護者様からの愛情を十分感じ取れず育ってしまった場合、 具体的にどうすればいいのかについて説明させて頂きます。 前回の末尾に少し触れましたが、ある程度成熟してしまうと、 …

今、子どもは愛情に満たされていますか?

不登校、あるいは不登校予備軍に当たる子どもは、 「家庭内での愛情」に満たされていると感じていない場合が多くあります。 それと不登校がどう関連するかというと、 家庭で十分愛情を感じ取ることができなかった場合、 学校などの集団で所属や承認の欲求を…

不登校のはじまり───2学期は要注意!

2学期が始まりましたね。 お子様が登校できなくなるケースが非常に多くなる時期です。 多くの場合、恐らく表面的には、とても些細な理由で登校拒否をされると思います。 「ずっと休んでたから、このままずっと休みたい」 「夏休みの宿題が終わっていないから…

平成21年8月28日麻生市民会館にて、座談会「ホントはイヤだよ!!この言葉」に東京家学が参加

平成21年8月28日に麻生市民会館にて行われた座談会「ホントはイヤだよ!!この言葉」に東京家学が参加しました。 思春期の育児に悩める保護者様方と大学生有志が集まり、フリートークを行った座談会です。少し前まで思春期だった大学生から、自身のご両親に…