不登校の子どもを持つ保護者様が陥りやすい考え方

「今は子どもをそっとしておいた方がいいんじゃないか・・・」
「子どもの様子を見守りたい」
「放っておいたらまた学校に戻るんじゃないか」

保護者様のお話を伺っていると、こういった考え方をしてしまう方が多いことに気付きました。

子どもの精神状態を考慮しておられるのだと思いますが、
それが一定のコミュニケーションを絶つという意味であれば、
このような考え方は悪い方向へとつながります。

何故なら、つらい時こそ人とのコミュニケーションが必要だからです。
そういう時に人から受け止めてもらうことで、自ら人との関わりを求めるようになるんです。
子ども自身が拒否しているなら無理強いはできませんが、
それでも、手紙など何らかの方法で、子どもに繋がっているということを認識させる必要があります。

もちろん、子ども自身が一人で過ごし、考える時間は必要です。
しかし、人と人とのコミュニケーションはできる限り絶やすべきではありません。
その中で、自分の悩んでいることの答えが見つかったりもしますから。


人は絶えないコミュニケーションの中で、周りと、社会と繋がっていきます。
その関わりの中で良い経験を積んで、自ら繋がりを求めて行けるようになってほしいと思っています。
そのためには、今ある人とのコミュニケーションはできるだけ絶やさないようにしましょう。


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