不登校の兆しが見えたら即対応

不登校:08年度1.9%減、3年ぶり減少 学校基本調査


この数字が、元気に登校できる子どもの数が増えたということを表しているなら喜ばしいことです。
とはいえ、毎年10万人を超える不登校児がいるという現状は深刻であることには変わりありません。

ところで、文部科学省は「不登校」をどのように定義しているか、皆さんご存じでしょうか?
心理的、身体的、社会的要因が背景となり、学校を30日以上欠席すること(ただし病気、経済的な理由を除く)」
と定義しています。

つまり、完全に学校に行かないというわけじゃなくても、30日以上欠席すれば不登校と括られます。
一例として、基本的に登校するものの、上記の理由をもって欠席する、通称「さみだれ不登校」などが挙げられます。

東京家学では、もう学校に通わなくなって何か月、何年と過ごしてしまった子どもが比較的多いですが、
そういった子ども達は、当然不登校と括られてしまっているのでしょう。

文部科学省が決めた定義が正しいかどうかはさておき、
ここで重要なのは、先の「さみだれ不登校」や、何らかの枷があって休みがちになっている不登校一歩手前の状態の子どもも、
ずっと登校せずに過ごしている子どもも、抱えている問題は同じだということです。

というよりは、そういう不登校の兆しが見え始めた子どもに対して、
十分な対応ができず時間だけが経ってしまうと、更に学校に行けなくなっていき、
ひきこもりに近い不登校になってしまう・・・というのが典型的な例としてあります。


問題であることは同じですが、後者の場合、心を癒し、解決するまで、多くの時間がかかります。
彼らの心を癒し、学校復帰や進学を目指せるようになるためには、その分辛抱強く時間をかける必要があります。

東京家学では、長い期間学校に通わなくなった子どもが多いと言いました。
勿論そういった子ども達のために、最も良質なサービスを届けるよう努力しておりますが、
誤解を恐れずに言えば、できれば彼らともっと早く会って話をしたかったなと、ほんの少し思います。
そうすれば、お子様と保護者様の負担はもっと軽く済んだだろうと・・・


もし今、お子様が休みがちになっているとか、何らかの兆候が見られるなら、早期の対応、早期の解決を図るべきです。
遅くなればなるほど、お子様と保護者様への負担が大きくなってしまいます。


ただし、早期といっても焦って行動するというわけではありません。
間違った対応を行って、逆に悪影響を及ぼしてしまうケースも少なくありません。
慎重に、落ち着いて、どう対応すべきか周囲と相談すると良いでしょう。

保護者様が早期対応、解決を図ることができるための機関としても、東京家学で担っております。
お気軽にお問い合わせ下さい。子どもへの対応の仕方から、解決までのルートも提案させて頂きます!