低下する学力水準と自立できない若者の問題点
政府が教育政策において今後どのように展開していけるかについて期待されますが、
それ以上に、ここで掲載されている「学力水準」と「若者の精神状態」の記事に興味を持ちました。
ここで載っている通り、数学や語学などの教科書は答えが載っていないため、
自学自習することができないことにも問題点がありますね。
先生方の授業があってはじめて教科書を理解できるように組み立てているため、
子どもが、教科書それ自体で勉強する目的では作られていません。
子どもは学校のカリキュラムに沿って勉強しなければならないため、
塾や予備校に通っている生徒と、そうでない生徒の間の格差はどんどん膨れ上がります。
ただ、答えが載っていれば学習できる、格差を無くせる、というのは言葉が足りないように思えます。
学校の授業においては、教科書の他に問題集を用いる場合もあります。
問題集であれば大体答えは付いていますが、それで自学学習ができるというわけではありません。
学校で使う問題集も、先生方の授業内で教科書を解説し、理解した上でなければ、
使用しても理解が追い付かないようなカリキュラムになっているからです。
今勉強している内容が、どのように役に立ち、どのように関わってくるかという能力が求められるのはないでしょうか?