突然不登校になった子どもにできること
これまで元気に学校に通っていたのに、ある日突然不登校になってしまった・・・
ということは一般的な不登校としてはそんなには多くないことなのですが、まったくないというわけではありません。
今回は、そういったケースに遭遇した場合の対処法を紹介しましょう。
まず第一に、それまで不登校の前兆がなかったかどうかを探る
先にも書きましたが、突然不登校になるということはあまり考えにくいことなので、
まずは子どもの様子が今までおかしくなかったかどうかを疑うことから始めましょう。
今までの生活を見直したり、あるいは学校生活はどうだったか先生と話してみるとか。
とくにそのような兆候が見られない場合、原因が推測されるものは大きくわけて2つです。
学校生活に何らかの原因がある場合
もし、不登校になる前日までは何の障害もなかったとしたら、恐らくは学校生活での問題が予想されます。
イジメなどの可能性もありますが、感受性の強い子どもだと些細な言動(子どもにとってはとても衝撃的だった)が原因かもしれません。
いずれにせよ、ここでポイントが2つあります。
1、学校での問題である場合、先生方と解決に向けて協力することが重要
2、子どもがナーバスになっている時に、家族は必ず味方になると認識してもらうこと
突発的な不登校であれば、積極的に子どもの味方になることで、原因が子どもの口から語られることが容易であると思われます。
また一般的な不登校と違い、原因が解決すればそれだけで再登校の可能性は高いと思われます。
家庭生活が問題である場合
もしかしたらこの場合だと、すぐには、ということが難しいかもしれません。
家庭生活で問題がある場合は、保護者様が予兆に気付いていない場合が多いからです。
───どちらにせよ、対策の仕方は以下の2つです。
1、ここ近日で、子どもに対してストレスやプレッシャーとなるようなことを言っていないかどうか。
もし少しでも考えられることがあれば、子どもとしっかり話し合うこと。
2、家族関係において子どもが心配されるような状況に陥っていないかどうか確認する。
心配されるのは、根本的に家族との繋がりのことです。
保護者様が何気ないこと、当り前のことだと思っていることを口にした時、
子どもに与えている影響は思っている以上に強いのです。
些細なことでも、「もしかしたら、あの時のことが影響しているかもしれない」と疑ってみてください。
単なる誤解だとしても、いやだからこそ、しっかり話しあって解くことが非常に重要なこととなってきます。