不登校から立ち直らせるために───1、子どもに、易しくて適切なルールを与えよう
不登校の子どもに多いのが、周囲からのプレッシャーによって抑圧されていることです。
それは勉強だったり、好きなことの制限だったり、登校の強制だったりします。
なので、そのことに関して家庭は口を出すべきではないと、ブログで繰り返し書いてきました。
しかし、当然ですが何でもかんでも放任していていいというわけではありません。
子どもとの繋がりを得るためには、何らかの決まりごとが必要になってきます。
でも、子どもの方が嫌がったりして、悪影響になるようなことになるのは怖いですよね。
そこで、今回は「易しくて適切なルール」を子どもと共有する方法を説明します。
「子ども自身に興味を持っている」と感じて貰えるようなルール
ルールを作る上で一番恐ろしいのは、
「ルールを守っている自分じゃないとダメなんだ」
と思われてしまうことです。
なので、一番良いのは、子ども自身が興味を持っていることに関するルールです。
もちろんそれを制限するようなルールではなくて、もっと子どもと共有することが有意義であると思われるようなルールです。
子どもに共有することが「楽しい」と思って貰えるようなルール
「ルールを押し付けられている」と感じてしまうことが、子どもがネガティブに考える根源の1つです。
自分が、共有することが楽しいと思えるルールであれば、子どもの「押し付けられている感」を芽生えさせない上で非常に有効です。
「自分を愛している、自分がいることで喜んでいる」と思って貰えるようなルール
とはいえ、家庭側が面白くないと思っているようなルールでも良くはありません。
もっと適切に言うなら、「家族が面白くないと思っている」と思われることが良くないのです。
子どもと何かを共有することで、子どもが喜び、そのことで家族も喜んでいる。
そのことで、子どもは自分が『無条件』に愛されていると認識できるのです。
注意すべきこと
1、ルールを守ったことに対して褒めるような行為はしないこと
2、ルールを押し付けられていると感じられないようにすること
3、子どもが嫌がるそぶりを見せたら、すぐに中止すること
以上の点を守ってください。成功すれば、きっと子どもとの繋がりは深まり、強いものへと変化していくはずです。