原始時代、両親は教育をしなかった

トリビアです。

現代では世界のたいていの場所で、
子供の教育を両親が行っています。

これはずっと昔からの慣習のように思えますが、
原始時代までさかのぼると実はそうではなかったらしいです。


人間が洞窟等で暮らしていた原始時代、子供の両親・・・つまり壮年期の男女は、
一族の食料を確保するために狩猟や採集を行わねばなりませんでした。
だから子供を教え育てている時間などなかったのです。

いわば、両親とも共働きで早朝から夜まで仕事しているのが当たり前だったわけです。

そんな原始時代、子供の教育は祖父母世代の仕事だったのではないかと考えられています。
体力が衰え、危険な狩りにいけなくなった世代が、
子供の面倒をみていたらしい・・・そうです。

(祖父母世代といっても、当時は10代での結婚出産が多かったので、
いまの祖父母世代よりずっと年は若かったはずです)

そのため、若い世代は子供を生んでも気兼ねなく働くことができ、
同時に祖父母世代の知恵が代々受け継がれていたものと想像されます。