引きこもりと不登校の違い

世間では「不登校や引篭もりが最近増えていて・・・」等と、
不登校と引きこもりは同じようなものとみられがちです。
実際、不登校から引篭もりに以降するケースも３割ほどあるので、
同一視されがちです。

ですがこれは大きな誤りです。
不登校と引きこもりは、ぱっと見は似ているけれど、質的に別のものです。

そのため、教育サービスを行っている不登校系の団体と、同じく引きこもり系の団体では、
方針やノウハウが違うことが多い。部分的には相反する方針を持っている場合もあります。
（基本的なところでは一致点も多いのですが）

この点、お子さんが不登校や引きこもりで困っている保護者の方は、
相談先を選ぶ際、少し気をつけた方がいいんじゃないかと思います。

なぜなら引きこもり系の団体のノウハウを不登校の子どもに施したり、
その逆をしたりすると、かえって悪影響となる場合もないではないからです。

ですから、まずお子様がどちらなのか考えた上で、相談先を選ぶ方が無難だと思います。
または、己の団体がどちら系なのか、専門と苦手を自覚している団体に、
ご相談されるのが良いと思います。