学習障害を持つ子どもを上手く育てるためには?


前回、学習障害に関することを大まかに話させて頂き、

今回は、学習障害との関わり方について話させて頂きます。

まず、子どもが学習障害であるか、ないかを発見する

学習障害を持つ子どもは、中々発見されにくいが故に対応をすることが難しいのですが、

それをご家庭で明確に判断することはできないと思われますので、学校関係者の方や専門の方に任せるのが良いでしょう。


ご家庭では、ある程度の目安が着けられれば問題ないと思います。

その目安とは「子どもの学習が、年齢相応の教育課程から1〜2年の遅れがある場合」
を考えて下さい。

もし、この程度の遅れが見られたら、学習障害について詳しい方に聞くことをお勧めします。

ご家庭でできること


ご家庭が直接学習指導などを行うことは非常に困難でしょう。

なので、勉強に関してご家庭側から支援しよう、とは考える必要はありません。

普段の生活を通して、知能的に劣っていると感じさせる対応の仕方をしないことを心掛けて下さい。

子どもに対して「勉強ができないダメな子」などとレッテル貼りをするような接し方は最も悪影響になります。

勉強指導は、個別学習が望ましい


現在、学習障害を抱える子どもは、個別に特化した指導を取ることが最適であると考えられています。

学習障害と一口に言っても、一体どの点で問題があるのか、身体のどこが正常でないのかが人によってかなり異なります。

とはいえ、普通の学校でそれを行うことは厳しく、ご家庭にだって膨大な時間を取ることは難しいでしょう。

そういった子どもには、その子どものことを理解し、その子を思って辛抱強く接してくれる人が必要なのです。

もし学習障害が、その恐れが見られる場合は、このことを頭に入れて行動して下さい。


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