今更聞けない子どもの褒め方
褒めることの難しさ
人をけなすことは簡単でも、褒めることは思っているより困難なことです。
見当違いの褒め方は、相手に理解されていない、むしろ馬鹿にされているとも考えられてしまいます。
相手が子どもならば尚更で、人の心の機微など簡単に知られてしまうのです。
近すぎるが故に見えないこと
子どものことを最も理解しているのは誰でしょうか?
勿論保護者様、もっと言えばお母さんでしょう。子どものクセや性格を一番把握できる存在です。
しかしそれ故に、子どもと接する上で大事なことを忘れている方も多いのです。
その1つが「褒め方」
もし間違った方法を取っていたら改善を、正しい方法を取っていたら復習のつもりでご覧下さい。
心の底から褒める
当然ながら、思ってもないようなことを褒めることはNGです。
態度や言葉に表して、心の底から褒めることが、褒める時の絶対条件です。
「子ども」を褒める
「何」を褒めるのではなく、「誰」を褒めるのかが重要です。
例えば、子どもが珍しく勉強しました。このとき、「勉強して偉いね」という褒め方ではダメです。少なくとも不十分。
「自分から勉強した『○○は』偉いね」
ここまで言って次第点です。子どもにとって、自分自身が褒められている、ということを認識してもらうのが大事です。
「すごい、偉い」と、『自分』が評価して貰えたことに喜びを持つからです。
欠点になるようなことも褒める
これはちょっと気付かれない高等テクニックかもしれません。
例えば、子どもが凄く宿題をやるのが遅い。とても時間がかかってしまう。
普通だと学力が低い、ちゃんと勉強していないと見なされてしまうことがあります。
欠点に見られるようなことがある場合は、まずその子が一体どういう思いでしているのかを探ります。
宿題の解答を間違えずにやろうとしてたとか、隅々まで理解しようと時間をかけていたとか。
そういうところをちゃんと見てやって、そうしている子どもを褒める。
そうすることで子どもは、もしかしたらコンプレックスに感じていたことも
「あ、こういう長所もあるんだ」という風に気付けます。