子どもの褒め方一覧表
前回紹介させて頂いた「子どもの褒め方」を、もっと詳細にご紹介します。
まずは前回の復習から。
心の底から褒める
前回も言ったように、心がこもってなければ何の意味もありません。
「子ども」を褒める
「何を」褒めるかではなく、「誰を」褒めるかです。
子どもにとっての言葉の受け取り方が格段に異なります。
具体的な内容で褒める
ここからは、前回紹介できなかった褒め方についてご紹介します。
×「宿題やって偉いね」
○「数学の方程式が解けるようになって、偉いね」
一応宿題をやったということに対して褒めているので具体性はありますが、
できれば下の例のようにもっと具体化して褒められると良いでしょう。
ただし、「誰を」褒めているのかが不明瞭になる恐れがあるので、気をつけたいポイントでもあります。
◎「数学の方程式が解けるようになった『○○は』、偉いね」
こうやって褒められれば、かなり良いでしょう。
第3者を通じて褒める
○「お父さんが、すすんで皿洗いするようになった○○は偉いって言ってたよ」
誰かを通じて、間接的に褒めるのも良い褒め方です。
自分のいないところで褒められているのを想像させ、
口だけではなく本当に評価されているということを確信させます。
副詞は使わず褒める
例えば、子どもの野球の試合があったとして
×「最後の盗塁とても上手だったよ」
○「最後の盗塁上手だったよ」
「とても」とか「すごく」という言葉は、返って嘘臭く思われてしまうことがあります。
褒め方は少し工夫が必要ですが、褒め言葉自体は、修飾することなく単純でいいのです。
普段当たり前と思われるようなことを褒める
○「いつも続けて皿洗いする○○は偉いね」
子どもの家事の手伝い、勉強などについて、既に習慣的にやっていることなどあると思います。
しかし、家族からすると「当たり前のこと」となってしまっていることも多く、
この点を褒めることを見落としがちです。
習慣的にやっていることは、習慣的に褒めて上げましょう。
悪いところは指摘せず褒める
「皿洗いするのは偉いけど、ちょっと雑だなあ・・・」
などと、褒めようとはしているものの、つい余計なことを言ってしまったりしませんか?
これでは折角褒めても効果半減です。
「皿洗って○○は偉いね。次はもっと綺麗できるやり方教えるね」
これでも△ぐらいですが、悪いところを指摘するにしても、褒めることと別に分けて感じられるように工夫したいところです。
いかがでしたでしょうか?
実践するのは意外と難しいと思います。
しかし、これらの褒め方ができていないならば、是非実践してみてください。
子どもが抱える気持ちに高い効果を及ぼすはずです。