上手に子どもを叱る7つのテクニック


さて、前回の続きです。

褒め方も難しいですが、叱り方もそれ以上に難しいことです。

しかし褒め方同様、重要なのは子どもの視点から捉えることだけなのです。

そこを押さえた上で、子どもの上手な叱り方を考えていきましょう。

感情的にならないこと

感情的になる、ということはこちら側の感情のぶつけるということになります。

これは、子ども側からしたら「向こうが不快になっている」という面を強く感じさせることになりますね。

「自分のためを思って言ってくれている」とはあまり感じさせないと思います。

例えそういうつもりでなくとも、態度一つで印象がガラっと変わってしまうので注意しましょう。

理由を具体的にして叱る

褒める時も同じですが、何について叱っているのか具体的にしましょう。

子ども側が、次どうすればいいのか明確に理解できる状態が望ましいです。

でなければ、下手すると何度も同じ間違いを繰り返してしまうかもしれません。

子どもの言い訳は聞く

子どもが何か言いたいことがあるなら、ちゃんと聞いた上で叱ることが大事です。

「言い訳しないの!」と、子どもの話に耳を傾けずに叱れば、何言っても子どもは納得できません。

叱る時はスパっと

問題点だけを明確にして、納得してもらったら早く切り上げることです。

何十分も何時間もダラダラ叱るのは、お互いが疲弊させるだけでよくありません。

今の問題とあれこれ関連させない

ついやってしまいがちですが、怒っている最中に「あの時もこうだった〜」と、昔のことを関連させないことです。

時間が長引く原因の大体がこれだと思われます。

今の問題だけについて言及しましょう。

言うことを二転三転させない

難しいかもしれませんが、大事なことです。

例えば、「宿題しなさい」と言われて宿題をやっていたら、

「何で皿洗いしてないの!早くしなさい!」と怒られてしまうなど。

「だってさっき宿題しろっていったじゃん・・・」と、子どもは思ってしまいます。

意外とやってしまう間違いなので、気をつけたいところです。


人と比べて叱らない

家族だと、例えば兄弟姉妹と比べて叱ることがよくあります。

「お兄ちゃんは賢いのに○○は・・・」

こういう言い方は子どもの心を傷つけます。

むしろそれぞれの良さを見つけることの方が建設的なのです。

終わりに

先日エントリーした褒め方についても、今回の叱り方についても、

一見当たり前のことですが、実際には中々できていないことも多いのです。

今まで子どもへの接し方を考えてこられた方も、そうでない方も、

是非意識的にやってみてください。



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※補足

前回「怒る」ことに関して少し行き過ぎた表現がありました。

場合によっては、「怒る」ことが子どもにとって必要になるかもしれません。

もっと研鑽を積んで言及していきたいと思います。