勉強を促す上での注意事項
さて、先に今回は勉強を促す上での注意事項を書いていきたいと思います。
1、必要以上に過敏に口を出してはいけない
これが第一の原則事項です。
「こうすれば子どもは興味を持つだろう」「これがダメだったら今度はこうしてみよう」
と、工夫するのは良いのですが、あまり躍起になってやろうとすると、自分も子どもも疲れてしまいます。
つまり、子どもの立場に沿って、無理がないようにさせることが第一なのです。
1、興味を持続するということ
もちろん、すぐに興味を失くしてしまっては、学習する意欲も失くしていってしまうでしょう。
何年間も同じ分野に対して持続的に興味を保つということは難しいことです。
更に学校の勉強、ということになれば、10年前後それを保ち続けなければならないのですから。
しかしそれも、何とかモチベーションを保たせようとして頑張り過ぎてはなりません。
子どもと楽しく学びに接する気持ちが大切です。
その上で興味を保ち続けさせるためには、その事柄について関心をもって話すことが最も有効な方法です。
前回でも触れましたが、学びを得ることと同じぐらい、学んだことを発することがモチベーションを高める要因となるからです。
2、興味を阻害しないこと
興味を持続すること以上に、邪魔をしないということが重要です。
これはダメ、あれもダメと否定し続けてしまえば、興味の芽を摘むことになってしまいます。
また、新しく興味を持つということに対しても抑制がかかってしまうのです。
この状態こそが「無気力」といっても過言ではありません。
そんな子どもに対して、勉強しろ学校へ行けと促すのは、そもそも無理があるのではないでしょうか。
勿論、何でもかんでも好き邦題にさせればいいというわけではありませんが、
本来持っている「学びたい」という欲求そのものを忘れないよう配慮しなくてはなりません。
それを忘れてしまった時、勉強はおろか、その子の人生全体に影響を及ぼすといっても過言ではないのですから。