ペット・動物から学ぶ子どもの接し方


動物園活用し不登校の子どもを支援

年始のニュースですが、少し興味がありました。

動物と触れ合うということは癒しの効果もさることながら、自己受容、他者受容までの繋ぎとしても有効でしょう。


ところで、なぜ人ではなく、人以外の動物と触れ合うことが有効な療法となるのでしょうか?

人以外の動物は、言葉を介さない。


人とその他の動物の違いとは、言葉を発しないことです。

言葉を発することは人間だけの特権で、かなり高度な内容まで相手の思いを読み取ることができます。

しかし、言葉を使ったり読み取ったりすることは難しいことで、細部のすれ違いで甚大な負荷がかかってしまうこともしばしばです。

(そういう軋轢と上手く付き合っていくことが社会で求められることですが・・・)

しかし、言葉を発さず、でも自分に懐いてくれる、受容してくれる存在とは、人とは違ったコミュニケーションが生まれるのです。

言葉を介さないコミュニケーションが一方的に正しいわけではありませんが、煩わしいこと抜きに触れ合うことができるという点で優秀なのです。

不登校の子どもには、言葉を必要以上に用いないコミュニケーションを


もちろん私たちは人ですから、言葉をまったく使わないということは難しいですし、そこまでの必要はないでしょう。

しかし、何らかの悩みを抱えている子どもは、人との触れ合いを求めつつも、煩わしいことや辛いことには触れたくない思いがあるのです。


そういった場合、こちらからは言葉よりも、行動や態度で表わす方が吉と出る場合が多いかもしれません。

子どもが何か訴えてきた時も、話は聞きつつもこちらから言葉を発するのは控えめの方が良いのです。