聞き上手の特徴とは?


さて、前回筆記療法という心理療法を紹介しました。

悩みなどを書きだすことで、心理的に良い効果が期待されるという療法です。


とはいえ、できれば書くよりも人に話したいと思う。それが人の性でしょう。

ただ、話をすると言っても、相手によっては反発されたり、ちゃんと聞いてくれなかったりすることもあるので悩ましいところです。

その辺りを思い悩んで、誰にも愚痴を言ったり相談することができなくなるひともいます。


ところで、逆に聞き上手な人って一体どういう人なんでしょうか?

子どもたちにとって、一体どういう人であれば心を開きやすく、自己開示ができるのかを提示するために書いていきたいと思います。

受容的態度


相手の言っていることに対して肯定的な返事をする、少なくとも否定的な返事をしないことが、聞き上手な人の主な特徴です。

当然、返事の内容が肯定的であればそれでいいというわけではありません。「自分が関心を持たれている」と思わせるような姿勢、態度を取らなければなりません。

例えば、生返事で「あーうんそうだよねー」と言われたところで、話している側は何も気持ちよくないでしょう?


それから態度を表す上で、目を合わせるということが重要なポイントになります。

私も人のことは言えませんが、人の目を見てちゃんと話すということができない人が意外と多いのです。

気持ちはとても理解できるのですが、これは話し手側にとっても重要なポイントなのです。

相手の目を見る、相手と向かい合って聞く・話すというプロセスを踏まなければ、いくら話したところで効果はほとんどないでしょう。


・肯定的返事

・相手への関心を態度で示す(Ex:目を合わせる、相槌を打つなど)


次は「肯定的返事」「関心を態度で示す」を、具体的にどうやって実践できるのかについて書きたいと思います。