聞き上手とは? 2、話を聞く時の態度


前回に続いて、今度は話を聞く時の態度について書いていきたいと思います。

聞き方だけ覚えても、態度がしっかりしていなければ心を開いてくれません。

聞く態度は思っているよりも大切なことです。

座って聞くこと


当然、立ち話ではちゃんと聞くことはできません。

話す方としても、相手を急かしているようでしっかり話すことができません。

話させるためには、リラックスさせるような態度を取ることが重要です。

席について、時間を取るという態度を表しましょう。

目を合わせるということ


今回最も大事なことです。

相手に対し、話を聞いているという態度を表すためには、目を合わせて話すということが必須条件です。

考えてみれば当然ですが、自分の話を目を合わせずに相手が聞いていたら、この人はちゃんと話す気がないと思うでしょう。


これは、話し手にとっても重要なことです。

相手に目を合わせずに話すということは、相手に対して自己開示したくないという気持ちが強いのです。

そのまま話を聞いてしまっても、話し手は自分をぶつけに来ていないので、そこから引き出した情報に意味はありません。

そして話し手側も、自己開示しているという実感を得ることはないでしょう。


普通の会話ならまだしも、重要な話をする時は欠かせないことです。

自分が聞き手であれば注意すべきことですし、相手がそうであった時は目を合わせるように促すことです。

話を聞く時間がない時は次の約束


話をもちかけられた時、あるいは話している時に、用事があって切り上げなければならない時もあると思います。

そんな時「ちょっと用事があるから」と切り上げてしまうのは良くありません。

なぜなら、話し手は相手がうんざりしてしまったから中断したのだと考えてしまうからです。

それまで話をしていてくれていても、そんなふうに思われてしまったらもう話したくなくなるかもしれません。

人によっては、わざわざ時間を取って話すという機会が少ないこともあるでしょう。


どうしてもそうなった場合は、次に話す約束を必ずしましょう。

日時もちゃんと決めた方が良いですが、仮にできなくても次に話す約束をしておくということが重要です。



態度についてはまだまだあるかもしれませんが、この辺りがもっとも重要なポイントになります。