子どもが消極的であるということが意味しているのは?


最近の子どもは大人しい、消極的だという風に言われています。

大きくはコミュニケーション能力の問題だと言われており、事実ほとんどはそうでしょう。


では、なぜコミュニケーション能力が乏しいのか。

人と交わりたいということは人間の持つ根源的な欲求であるにも関わらず、なぜ子どものうちに表出されることが少なくなってきたのでしょう。

このテーマについては当ブログでも幾度となくお話ししてきましたが、今回はまた新しいトピックでご紹介します。

子ども自身の自己評価の低下


今回お話しするのは「子どもの自己評価が低下しているケース」です。

消極的になってしまうことと、子どもの自己評価が低下することは深く関係しているのです。


例えば、何らかの失敗経験をした時に、周囲の人に責められるなどの行為と頻繁に受けたりすると、自己評価が低下していきます。

すると失敗経験を恐れて、徐々に消極的になっていきます。それがコミュニケーションなどの別の部分で表れてしまうのでしょう。


これはクラスメイトや先生の対応が原因となりうることでもあるので、単純に親と子の間だけでこじれる問題ではありません。

この傾向は、アスペルガー学習障害などの軽度発達障害を持つ子どもに多く見られます。


子どもがこのような状況に陥っている場合、失敗を頑なに拒否するようになる前に、成功経験を積ませることが重要です。

そのためにやれることは何か、次回お話したいと思います。