自己嫌悪感克服方法
自己嫌悪は誰しもが持ち合わせているもので、まったくないという人は恐らくいないのではないでしょうか。
特に子どもは、幼少期から思春期にかけて、強い自己嫌悪を感じる瞬間が多くあるものです。
普通、成長とともに拭い去られるものですが、それがずっと燻ったままになっていることも多いのです。
自己嫌悪によって抑圧され、正しい自分を表現できないままにならないためにはどうすればいいのでしょうか?
強い自己嫌悪は、自分の欠点を修正し、自分の描く自分自身の理想像へ近づけるチャンスでもある。
自己嫌悪を感じる状態というのは、同時に何かに対して強い憧れを持っています。
ああいうふうになりたい、これができるようになりたい、こんな人みたいになりたい・・・
そんなふうに思えるこの状態こそが、克服するためのきっかけとなります。
なぜなら、自己に対して嫌悪を感じず、魅力的で価値のある自分自身を想定したものこそが、本人が抱いたその強い憧れだからです。
そんな自分になれた時、はじめて自分自身を肯定できるようになれます。
ただ、「そんなふうになれっこない」「そんなのは自分じゃない」というふうに考えてしまう人が多いのです。
(だからこの状態から抜け出せない人が大勢いるのですが・・・)
それは何らかの原因(過去の経験など)で抑圧されている場合などありますが、
克服するためには、自分の理想像を強くイメージし、そうなろうという努力が不可欠です。
自分の憧れていること、人、あるいは物など、自分の好きな事柄をイメージする。
自分はそうあれる、そうなれると強く信じること。
そして、あとは実行に起こすだけです。
上記の方法を取ることができない場合
自分がなりたいものすら想像できなかったり、とても努力できる状態じゃなかったりする場合は、
努力できる状態へ持っていく、あるいは現在の自分を自己肯定するような方法を取る必要があります。
どちらにせよ、その必要があるのであれば、カウンセラーなどの専門家に頼るのが賢明でしょう。
しかし、自分自身が何もしない・できない状態で自己嫌悪を拭い去ることは至難の業です。
自分自身の力で、自分自身を認められる努力をすることはつらいことですが、その方が断然近道ではあります。
ただそれも本人次第なので、周囲の人は当事者がどのような状態かを見極めなくてはなりません。