子どもに言っちゃいけない言葉を言ってしまうのはなぜか
子育てをされている方は一度目を通しておくべき記事です。
どうして言ってはいけないか、という理由も明示されており、わかりやすい一覧です。
しかし、どうしてこのようなことを言ってしまうのでしょうか。
そして、どうやって改善していけるのでしょうか。
親側の認識の問題。
子どもを育てることにおいて、歪な認識を持っているためにこのようなことを言ってしまうのではないでしょうか。
例えば、現状からはかけ離れているにも関わらず、過度の期待や幻想を抱いたりすると、
一覧にあるような「この家庭は私の理想としていたものと全く違う!」という発言をしてしまうのだと思います。
解決するためには、まずそこから直していく必要があります。
では、親が持つ認識は一体どこで歪なものに変容してしまうのでしょうか。
プレッシャーやトラウマ的経験
子どもにとって適切でない接し方をしてしまう理由は、
親である本人にプレッシャーや、あるいは何らかのトラウマ的経験が起因となっていることが多いようです。
例えば、子どもだった頃に虐待を受けていると、親になった時に同じように虐待してしまうということがあります。
また、自分が経済的理由などで進学したくてもできなかったため、自分の子どもは何としても大学へ入れさせようとする、など。
他にも、子どもが問題を起こした時の周りの家庭からの視線だったり、子育てそのものに対するプレッシャーだったり・・・
親とて人の子です。そのような経験がまったくない人なんていません。
そういった抑圧や心の傷から耐えきれず、子どもに押し付けてしまっていることが原因の一つだと考えています。
中々解決されない理由
このことで一番問題なのは、責任を大人たちへ押し付ける「のみ」に留まっていることです。
今の世の中、子どもが何かすれば、親の責任(あるいは教師)だと言われます。
確かに、責任は親が一番負わなければならないでしょう。
しかし、当事者の苦悩を理解しようとせず、周囲はただ単に責任を押し付けるだけで、あまり解決策は提示しません。
これでは、さらにストレスがかかり、悪循環が生まれ、状況は悪化するばかり。
このことが解決を遠ざけている原因ではないでしょうか。
まずは味方を見つけて、気持ちの整理を
親としての気持ちを理解し、ケアし、解決へ導こうとしてくれる人、環境が必要なのです。
もしここまでの話で思い当たるフシがあれば、迷わず協力者を見つけ、助けを得ることをお勧めします。
自身のことを、自分ひとりだけで解決するのは非常に困難ですから。
自分が抱えている抑圧や心の傷は一体何なのか?
まずは、味方と一緒にそれを見つけて、整理をつけることです。
そこから変えていくことができれば、言っちゃいけない言葉は自然と使わずに済むようになるのではないでしょうか。