日本の教育には褒めるという歴史がなかった?

褒めて伸ばす方がいいか、厳しく躾けた方がいいかの議論が時折されていますが、

どちらとも長所と短所を持ち合わせているのは間違いないと思います。


食生活などで顕著ですが、肉だけしか食べないとか、野菜ばっかりとか、偏っていると栄養失調になってしまいます。

人によって違いはありますが、大体の物事はバランス良くされるのが一番良いのかもしれません。


しかし、教育という分野において、長い間子どもは厳しく躾けていくものだと考えられてきました。

褒めて育てるという考え方が広まったのは、ここ2〜30年の間のことで、実はごくごく最近のことです。

そういった歴史があるため、私たちが思っている以上に「褒めて育てる」ということが少ないのかもしれません。

下の記事を拝見させていただいた時、そのように感じました。

どうして人を褒めて前向きの姿勢を生みだすというプラス志向の考え方が無いのだろうか。

仮に、良いところが少なくて問題ばかりが多いにしても、問題点ばかりを指摘されてやる気が出てくるなんて言う人はあまりいないだろう。


褒める文化という難しさ-Basic


職場の環境、社会人育成の場においても言えるのでしょう。

もしかしたら、バランス良く教育しているつもりでも、相手にとっては厳しすぎると感じてしまっているかもしれませんね。